熱性けいれんについて
ブログを見て頂きありがとうございます。
子どもを預かる上で頭に入れておくことが沢山ありますが、その中の1つは 熱性けいれん です。目の前の子どもが突然けいれんを起こしてしまった時、正しい行動をしっかりとるには日頃から考えておく事が必要だと思います。
【熱性けいれんとは?】
38℃以上の発熱に伴って、乳幼児期(主に6ヶ月から5歳ぐらいまで)に起こるけいれんや一時的な意識障害を熱性けいれんと呼びます。熱の上がりはじめや下がりかけにおこりやすいです。
また、突発性発疹など高熱を出す疾患の合併症として、熱性けいれんを引き起こすことがあります。
【熱性けいれんの症状は?】
発熱後24時間以内にけいれん(ひきつけ)を引き起こすことがほとんどです。多くの場合は、意識消失とともに全身の突っ張り、手足の震え(ガクガクと動かす)のほか、急に目がつり上がって白目をむく、唇が紫色になる、泡を吹くといった症状が組み合わさって現れるそうです。通常2~3分間、長くても5分以内で止まり、その後発作が収まると何事もなかったかのように元の状態に戻ります。まれに15分以上持続する場合や、1日に2回以上繰り返す場合もあるので、子どもがけいれんを起こしたら様子を見ながら時間もしっかり見ましょう。
急のけいれんはパニックになってしまうと思いますので、知識を身につけておくといいですね!
【熱性けいれんが起こったときの対処】
★保育現場の時はすぐに救急車を呼びましょう!
① あわてない。大声で名前を呼んだり、ほっぺをたたいたり、体をゆすったりしない。
上の歯(歯茎)と下の歯(歯茎)の間に物をかませない。口の中に物をいれることは、吐物の誤飲や窒息から死の危険を招く危険性があります。
② 体温を測り、熱の有無を確認する。体温が38度未満だとけいれんの原因としては、熱性けいれん以外のものを考える必要があります。
③ けいれんが5分以上続く場合は、医療機関に受診しましょう。
④ けいれんが5分以内に止まっても、意識が戻らないときや再びけいれんが起こるときも受診しましょう。
⑤ けいれんが5分以内にとまり、意識も戻ったときは、急ぐ必要はありません。発熱の原因を明らかにし、その治療のために受診します。夜間の場合は、翌朝の受診でよいでしょう。
とはいえ、心配な時は病院へ連絡したり救急車を呼んでもいいのでは?と私は思います。
【解熱剤は使ってもいい?】
解熱剤を使用して、その後に再度熱が上がるときに痙攣しやすくなるということはありません。
解熱剤を使用しても痙攣予防になるということもありません。
お子さんが熱で眠れない、息苦しそうなどあれば使用してもいいみたいです。
また、首やわきの下を保冷剤でクーリングすることも有効です。
【ダイアップについて】
熱性けいれんを繰り返し起こす可能性があるお子さんは、「ダイアップ」という坐薬や抗痙攣薬の内服を行い、熱性痙攣の予防をする必要があります。
ダイアップ坐薬は脳や神経に作用する薬なので、副作用がでることもあります。たとえばお酒に酔った様にふらついたり、長時間寝てしまったり、逆に、興奮して寝なくなったりする場合があります。
学生時代や現場で働いて勉強していても、わからなくなることもあります。また、実際起きた時はやはりパニックになるのでもっと私も知識を身につけていきたいです。
ありがとうございました!